期間工として働くことになったきっかけ、その会社に決めた理由

一般企業の会社員をやっていたのですが、仕事にやりがいを見つけることが出来ず軽い鬱になりました。そしていわゆる自分探しがしたいと思った時期がありました。1~3年程海外で生活しようと思いアメリカケンタッキー州のホンダの期間工に応募しました。英語は出来る方でしたし、昔、力仕事のバイトをやっていたので期間工として働ける自信はありました。海外滞在をしたいのならビジネスビザが無いと不便です。観光ビザだと大体3カ月に1回ぐらい日本に帰国しないといけないのでとても不便です。大手企業の期間工ならビジネスビザの申請も通りやすいですし、自分探しの途中で仕事がないと経済的に厳しくなるので安定性を考えるとホンダの期間工がベストでした。

仕事内容、勤務体制、給与、寮、諸手当の満足度について

基本的にシートやオーディオの取り付けが主な仕事でした。私は結構ガタイが良く体力もあるほうなのでより力がいるシートの取り付けに回りました。
給料も日本円にして年収450万円程でした。
寮というものはありませんが、ケンタッキー州は生活費が安いので2階立ての庭付き4LDKに住んでも生活費等を含めて月12~13万円程度でした。向こうだと自動車に乗ることが当たり前なので自動車購入の初期費用やローン代は掛かりますが正直な話日本よりも生活費は安上がりでした。途中から仲良くなった期間工とルームメイトになり割り勘し始めたので10万円以下で収まることもありました。ただし医療費が日本に比べると高いのでもしもの時は怖かったです。普通に暮らすのであれば満足度は高かったです。

工場や寮、食堂の雰囲気と快適度、勤務地の雰囲気について

工場自体は清潔で整理整頓ができていました。効率性を重視しているのでその辺はしっかりとしています。アメリカン人はダラダラしているイメージがありましたが、意外とオンオフの切り替えが上手でした。
昼食はカフェテリアという場所で食べる、外食、デリバリーが基本でした。社員食堂みたいなのもありピザ、ハンバーガー、サラダなども置いていますが味が微妙だったので家でサンドウィッチを作る、出勤前にマクドによって何か買って電子レンジで温める、仲間とファーストフードやファミレスへ外食に行くという事が多かったです。私は日本語が出来るので正社員の方とご飯を食べることもありました。

実際に期間工として働いた感想

残念ながら新車の売り上げが芳しくなく契約更新が出来なかったのでホンダUSAでの生活も終わりました。契約更新不可に関しては日本よりもドライな感じで切られるのでショックでした。
しかしお陰で4年程アメリカでの生活を楽しめましたし、貯金もある程度できたので日本での新たな生活を始めやすかったです。
私が帰ることが決まり最終日には期間工の皆さんがお別れパーティーをしてくれました。ホームパーティーみたいな感じで家に特大サイズのピザ、ケーキ、ビール、コーラが並べられておりまさにアメリカという感じでした。彼らとは今でも連絡を取り合っています。
もう少し期間工として働きたかったですが本当にアットホームな空気で勉強にもなりました。もしも海外で働いてみたいというのなら日系メーカーの期間工はお勧めです。

（男性 32歳 大阪府）

今回の体験談はいつもと少し趣が異なりますが、アメリカのホンダで期間工として働いた方のお話しでした。なかなか面白いですね。

若者に人気の本田技研工業　埼玉製作所勤務。都内からアクセス抜群の狭山市、ピカピカの新工場寄居、ホンダの重要部分小川エンジン工場で働きましょう！

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