期間工のデメリット・心配な点は?ちゃんと知っておきたい!
このページをご覧の方は期間工(期間従業員)で働こうと思っているけど少し迷っている方、期間工って実際はどうなのかちょっと不安な方だと思います。
期間工は1,000万円、1,500万円位貯めている人はざらにいる世界です。固定の給料以外に3ヶ月ごと、6ヶ月ごとなど、長く務めれば務めるほど、報奨金がつぎつぎに入って来る仕組みになっています。これは事実です。
だからといって、一昔前の炭鉱みたいな、過酷な労働で労働者使い捨てにされたのではたまったものではありません。「給料が高い分、仕事がすさまじく厳しいんじゃないのか・・」を心配している人も多いのではないでしょうか。
ここでは実際に期間工のデメリットや良い点悪い点をご説明いたします。ぜひ参考にして新しい人生をスタートしていただきたいと思います。
期間工の仕事とは
期間工(期間従業員)とは名前の通り、雇用期間の定められた働き方のことで、契約期間はだいたいどこの会社も、3ヶ月以上 ~ 最長2年11ヶ月が一つの区切りとなっています。
仕事は、トヨタや日産、ホンダなど日本を代表する「車体(ボディ)メーカー」やデンソーやアイシンAWなど「車部品メーカー」に勤務し、簡単な部品の組み立てなど流れ作業をおこなうことが大半です。(※ここでは電子部品製造は除きます)
応募資格は、特別なスキルや資格は不要、未経験でもOK、健康な満18歳以上の方であればOKとなっています。未経験の人は入社後に簡単な研修があり、ていねいに教えてもらえるので問題ありません。
つまり、期間工とは、契約期間は有期であるけれども、特別なスキルや経験、資格がない人でもOK、無職、フリーター、ニートでも不問で、日本を代表する大手企業の工場で働くことが出来る仕事なのです。
それではデメリットや不安点をピックアップしていきましょう。
「雇用期間が短い、長く働けないのが心配」
「ライン作業がきつそう!重労働っぽい!」
「夜勤がつらそうで心配」
「職場(工場)の雰囲気が悪くないか心配」
「寮が古くないか心配、寮に入るのが嫌だ」
「本当に稼げるのか心配」の順に説明していきます。
雇用期間が短い、長く働けないのが心配
「雇用期間が短い、ずっと働けない」・・これは残念ながら事実で、期間工は3ヶ月以上 ~ 最長2年11ヶ月が一つの区切りとなっています。そもそもそれが期間工(期間従業員)の特徴なので仕方がない、といえば仕方がないのですが、ただ世の中は昭和時代のような終身雇用制度はすでに幻想になっていて、実際には多くの人が一生に何度か転職をすることは普通になってきていますし、1年2年の間に働いてお金を貯めると割り切ってしまった方がいいと思います。
それに全員が全員3年で契約を切られてしまう訳ではありません。
近年は、有期雇用なのに正規雇用と同じ仕事をしていることが社会問題化しており、政府も「正規雇用と有期雇用の差を無くす!」という強い意志のもと、有期労働契約から期間の定めのない労働契約への転換が広がってきています。
また、人手不足で困っている中、各社とも「これまで働いてくれた期間従業員を規則だからといって3年で辞めさせてしまうのはもったいない」と考えるようになり、たとえばトヨタ自動車はここ3年で1,000名以上を正社員に採用、スバルも同様に1,000名近くを正社員に迎えています。意外に正社員登用のチャンスも多いのです。今後、この流れ(期間工の好待遇、正社員と同条件化)はさらに進むと思います。 気になる方は「正社員登用数が一番多い会社はどこ?」ページもご覧下さい。
その結果、期間工の採用現場では、「面接にいくだけで数万円」「入社するだけで何十万円」(笑)と、まるでドラフトで指名されたプロ野球選手のようになって好条件の提示乱発が起きているのです。
ですので「雇用期間」について、それほど悲観することはなく、むしろ「2年間目一杯働いて500万円貯める!」「3年間で1,000万円貯める!」くらいの気持ちで取り組むと良いと思います。
働き始めてから正社員への道を探したりも充分可能ですし、反対に、働いてみて仕事が耐えられなかったら、辞めやすいという安心感もあります。(なぜならもともと有期雇用なので 笑 )
ライン作業がきつそう!重労働っぽい!
これは「みんなの期間工体験談」の統計を見る限り、人によってまちまちです。「意外に楽だった」という人もいれば、「自分には合わなかった」「辛かった・・」という人もいます。しいていえば、どの職場に配置されるかによって仕事のキツさや楽さが変わって来るようです。
たとえばトヨタ自動車であれば、働く場所はおおまかに分けて、「エンジン・シャーシ系部門(鋳造や組み付け)」「ボディー系(プレスや溶接、塗装)部門」「部品成形部門」「車体組立部門」などに分かれています。
組立部門は重いものを持つことが多いので重労働、溶接部門は熱いので大半、などがありますが、基本的にどの部門も日本一のトヨタ自動車が定めた安心安全快適の労働環境、工場環境のもと、おこなわれますので、昔の炭鉱のような劣悪環境は皆無です。
従業員が快適に働けるよう細心の注意がされていますので安心してください。ただ、どの部門に配属されるのかは企業が決めるのが、残念ですね。指定できれば、楽な仕事を要望できるのですが・・。
とはいっても仕事はラクラクという訳ではありません。一般的な事務作業とは比べものにはならない高い固定給&高い手当をもらう訳ですから、それなりの努力は必要です。体力的なキツさ、同じことを淡々とおこなう精神的ツラさはあるかもしれませんが、それも数週間~数ヶ月で慣れてしまう人が大半です。
そもそも耐えられないような重労働ばかりでしたら、みんなすぐに辞めてしまって、担当工場長の責任問題にもなるため、企業側も細心の配慮をしているので、それほど心配はいりません。 「トヨタ自動車/愛知の期間工ページ」に動画がありますので気になる人は見てみてください。
軽作業の多い車部品メーカーに応募するのも一つの手
どうしてもいやな人は軽作業の多い車部品メーカーに応募するのも一つの手です。
期間工の仕事は大きく分けて、トヨタや日産、ホンダなどの車体(ボディ)メーカーと、デンソーやアイシンAWなど車部品メーカーがあります。
おおざっぱにいうと、車体メーカーは大きなもの、重たいものを扱うことが多いです。一方、部品メーカーは軽いもの、小さいものを多品種扱っています。ですので女性は部品メーカーに勤める人が多いです。
●トヨタや日産、ホンダなどの車体メーカーの特徴 | |
元請けの大手企業ばかりなので、ライン作業がシンプル 大きなもの、重たいものを扱うことが多い 男性が多い 元請けのため残業があまり無い、残業が少ない 部品メーカーより給料が高い(親会社なので) |
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●デンソーやアイシンAWなどの部品メーカーの特徴 | |
部品の種類が多いので、ライン作業が複雑になる 軽いもの、小さいものを多品種扱っている 比較的女性の割合が多い 車体メーカーに納期までに納品するため、残業が多くなりがち 車体メーカーより給料が安いことが多い |
夜勤がつらそうで心配です
期間工で働く企業はどこも大手、一部上場の会社ばかりなので、世間の零細企業のように残業地獄、パワハラ地獄ということはありません。それよりも工場特有の日勤と夜勤の交代が人によってはつらいようです。日勤ばかり、または夜勤ばかりであれば、身体も慣れていいのですが、全員が不公平にならないよう定期的に昼と夜が交代されます。
たとえばトヨタの場合 「1直6:25〜15:05」と「2直16:00〜翌0:40」の2交代制、または「1直6:25〜15:05」「2直 13:55〜22:35」「3直 22:10〜翌6:50」の3交代制があります。配属場所によって異なりますがいずれも1週間ごとに交代していきます。
2交代制でしたら、遅くても夜中の24時までなのでいいのですが、3交代制の場合の夜勤は夜勤手当が別途付くので給料がアップするものの、慣れないウチは大変かもしれません。ただ夜勤といっても3週間に1週しかまわってきませんので、稼ぐチャンスだと割り切って働くべきだと思います。 どうしてもどうしても夜勤が嫌な場合は、下記の表でピックアップした、夜勤勤務の可能性が低い企業の期間工に応募するのも一つの手です。
各社の朝まで勤務状況
日産車体グループの「オートワークス京都(工場は京都府宇治市)」はなんと17時で終業!夜勤無し!です。
あと、朝までの夜勤が無い会社(24時頃までの勤務)はトヨタ九州、日産追浜(横須賀)、日産の栃木工場、スズキの2工場です! どうしても夜勤が嫌な時はこれらの工場に応募してみましょう!
(※注意:シフトは景気によって変わることがありますので、必ず面接時に確認してください。あくまでも現時点の情報です)
職場(工場)の雰囲気が悪くないか心配
「職場(工場)の雰囲気が悪くないか心配」 初めての期間工で心配される方も多いと思います。
ただ勤務する会社はいずれも日本を代表する上場の大手企業ばかりです。
それに直属の上司も上場企業のサラリーマン、工場長も常識のある上場企業のサラリーマンです。いわゆるオーナーシップの強い世間一般の中小企業によくあるように、ワンマン社長の顔色をうかがったり、朝令暮改のストレスや変な派閥、人間関係に苦しめられることはほとんどありません。
ただ期間工という職種柄、若い人から年輩者までいろいろなキャリアの人がいます。みんなの体験談をみると「全国からいろんなタイプの人が集まってきていて、休憩の時に話すのがとても楽しかった」や「退職後も時々、一緒に飲みに行っている、近況報告をしている」など、みなさんそれなりにエンジョイしているようです。
またコミュニケーションを取るのが苦手な人は、基本的に期間工の仕事は、初心者でも対応できる簡単な仕事がメインになっています。ですのでどちらかといえば単調な仕事が多く、黙々と、淡々と作業をこなしていくのが好きな人は問題無いと思います。「中には黙々とやっている人もいたけど、みんな大人なので余計な干渉はしなかった」との感想もありました。
すくなくとも仕事面、雇用面、福利厚生面においては、皆さんがこれまで努めていた中小企業、零細企業より遙かにしっかりしていることがほとんどです。
●もし同僚の期間工に素行の悪い人、周囲に迷惑をかける人がいたとしても、そのような人は契約更新時(3ヶ月ごとや6ヶ月ごと)の段階で、おそらく更新延長をされないはずですので、安心してください。
寮が古くないか心配、寮に入るのが嫌だ
基本的に期間工の仕事は夜勤があるのと、極力人材を採用しやすくするために、各社とも無料またはほぼ無料の寮を用意しており、入社と同時に入寮することが多いです。
どの会社も「寮費無料」「水道光熱費も無料」「ワンルーム個室用意」「テレビ、冷蔵庫、エアコンすべて完備」であることがほとんどです。派遣会社からの派遣社員とは違って、メーカー直接雇用の場合は、各社の独身寮に(大半が)無料で入居することができるというメリットがあります。
寮の充実度も、集団就職が多かった昭和初期のような大人数が一部屋で、二段ベッド、エアコンも付いていない・・などということは今はほぼ皆無で、快適そのもの。心配いりません。
(寮が古いと評判が悪くなり、人材の応募が少なくなるから、各社とも寮には気をつかっています)
ただ、すべての寮が新しい鉄筋のワンルームマンションであればいいのですが、確かに心配の通り、中には少々古い寮もあるのは事実です。ただ寮の指定をすることが出来ないのも事実です。
期間工グッド編集部では各社の寮の場所や外観の雰囲気を紹介したページを載せているのでご覧下さい。「期間工の寮はどんなところ?各社の寮の充実度を比較チェック」
絶対に寮には入りたくないという場合は
それでも絶対に寮には入りたくない、家賃を自腹で払ってでもマンションを借りたい、という方も中にはいると思います。その場合、食事と家賃は自腹になってしまいますが、もちろん対応可能です。(ただお金が貯まりにくいのでもったい無い気がします)
あとは実家から通いたいという場合は、こちらに「働くエリアから期間工(期間従業員)を探す」ページから、実家に近い工場を選んでください。期間工は全員が全員寮に入っている訳ではなくて、実家から通勤している人もけっこういますので大丈夫です。ただ車通勤OKかどうかは面接の時に必ず確認してください。中には自社の車以外乗り入れ禁止の会社もあります。
本当に稼げるのか心配
これは冒頭で申し上げた通り、期間工は1,000万円、1,500万円位貯めている人はざらにいる世界です。固定の給料以外に3ヶ月ごと、6ヶ月ごとなど、長く務めれば務めるほど、報奨金がつぎつぎに入って来る仕組みになっています。これは事実です。
期間工の仕事は日本でもっとも裕福(お金がある)な企業に雇用(または間接的に雇用)されており、各社の新卒正社員ほどの条件ではありませんが、世の中の中小企業よりかなり恵まれた雇用条件で働くことができるのです。これが一番の稼げる理由です。
「期間工って稼げるの?なぜ高収入・好待遇なのかを詳しく解説します」ページで詳しく紹介していますのでご覧下さい。
とはいっても採用されるかどうか、まだわかりません・・
もしこれをご覧の方が、
- 職歴、年齢に自信があって愛知県入寮OKなら
・・まずは絶対トヨタを第一希望 - 入社お祝い金が高いところなら
・・トヨタ、スバル、マツダなどなど(各社とも季節のキャンペーンあるので要確認) - 正社員を目指すなら
・・トヨタ、デンソー、スバル、アイシンAWなど(いずれも登用人数が多い)
●働く場所が愛知県でOKの方は、まずはトヨタを第一候補に!
働く場所が愛知県でOKの方は、まずはトヨタ自動車を第一志望してください。なんだかんだ言っても、やはり日本一の会社のトヨタは総合的に一番条件が良いです。安心して働くことが出来ます。愛知県に勤務して、トヨタの寮に入るパターンです。
もし愛知県には行きたくない・・という場合、年齢的にちょっと厳しいかもしれない・・という方はこちらのページから他のメーカーを考えましょう。東京都なら日野自動車、神奈川なら日産、群馬ならスバルという風に各地域にあります。
トヨタ自動車の期間工求人ページを載せています。応募は1分で終わります。
まずは実際に面接に行ってみて、自分の希望や条件を伝えて、それからご自身でYESかNOを判断すれば良いと思います。話しを聞いて「やっぱり嫌だ」と思ったら辞めればいいのです。とにかく現状の生活を変えるための行動あるのみです。
いま手取りが一番多い会社はどこ?自分の職歴で採用されやすい会社はどこ?
「愛知県に行くのはちょっと・・・」という方や、
いろいろ会社がありすぎて、
「どの会社が一番良いのかわからない」
「いま手取りが一番多い会社はどこ?」
「自分の職歴で採用されやすい会社はどこ?」
などで迷っている方は、期間工を多数扱うエージェントに確認するといいでしょう。
いま手取りが一番多い会社を教えて欲しい、自分の職歴で内定がもらえる会社を知りたい、合格率を高めるアドバイスをして欲しい方は、期間工業界最大手で年間3,700名以上の内定者を出している「期間工.jp 」を利用してください。 ここは東証一部上場の株式会社アウトソーシング運営なので安心です。
彼らはプロなので、あなたの勤務地の要望や職歴や年齢などを聞いた上で、
トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、SUBARU(スバル)、ダイハツ、スズキなど国内大手メーカー40社以上の求人の中から
「即内定がもらえそうなメーカー」
「ちょっと厳しいけれどチャレンジの価値があるメーカー」
「いま入社祝い金が一番高いメーカー」
「夜勤の可能性が低いメーカー」
を客観的に判断して紹介してくれるはずです。
彼ら人材紹介会社は、応募者を各メーカーに雇用してもらうことで、ビジネスの生計を立てています。だからあなたがもし不合格になった場合でも、一生懸命に合格率を高めるアドバイスや面談を無料でおこなってくれますし、当日まで励ましてくれます。その結果が業界で一番の合格率です。(テレビで人気の林先生のいる予備校と同じイメージですね)
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