期間工として働くことになったきっかけ、その会社に決めた理由

以前は外食チェーンに勤めており、そこがいわゆるブラック企業で深夜までのサービス残業・パワハラに耐えかねて身体を壊し退職し、一時はニート状態でした。
しばらく休養した後に「このままではまずい働かなければ」と思い、次の就職先をネットで探していた時に、偶然目に飛び込んできたのが株式会社アイシン（旧アイシン精機）の期間従業員の募集でした。
正直なところ、トヨタ自動車やデンソーは知っていましたがアイシン精機というのは知りませんでした。ただ偶然知り合いに働いている人がいたため、具体的に職場をイメージしやすく待遇なども聞いた上で、その会社に応募しようと思いました。

仕事内容、勤務体制、給与、寮、諸手当の満足度について

株式会社アイシン（旧アイシン精機）の期間工の仕事。自動車部品の製造には色々な種類があるのですが、私は鋳造部品（溶けたアルミを金型に流し込む）の生産現場に配属されました。出てきた製品を機械にセットし、余分なバリを取る作業を行なっていました。

勤務体制は昼と夜、昼夜交代勤務でした。給与は時給換算でだいたい1600円ほどでした（昼と夜の時給は違いました）。 忙しい時は70時間ほどの残業で月収手取りで30万以上はもらう事ができました。残業代がしっかり出るので前の働いていた場所より、はるかにいい会社だと感じていました。

寮に住んでいましたが私が入った寮は比較的新しい場所で寮の中に食堂・売店なども完備されており（一食500円～ほどしましたが）エアコンもついているため過ごしやすい環境ではありました。

工場や寮、食堂の雰囲気と快適度、勤務地の雰囲気について

工場は高温のアルミを取り扱っていたので、非常に暑く、夏場は場所によっては45℃を超えているような場所もあり、熱中症で倒れる人も何人かいました。夏場は非常にきつかった覚えがあります。非常に暑いのでイライラしてる方が多かったようなイメージがあり、上の人からにはかなり怒られていました。その分、秋から冬、春にかけては楽で、過ごしやすくなります。

工場内ではブラジル人なども多く、かなりグローバルな感じの職場でしたが、彼らは非常に気さくで、休憩時間などによく故郷の話をしたり、趣味の話しをしたり、非常に印象深い経験をしました。面白かったです。
食堂は、食事の種類が多く、毎回何を食べようかと迷うぐらい豊富でした。ただ500円以上していたので自分でカップラーメンを買って食べることもしばしばありました。

実際に期間工として働いた感想

実際に期間工として働いてみた結果、知り合いに聞いてみたイメージとは全然違いましたが、残業代は全部出るし、（残業時間は前の職場（月100時間オーバーよりはマシ（最大70時間程））。休みはありますし、寮も完備されているなど、私にとってはとても良い環境だったと思います。

現在はこの会社では働いていませんが、この体験がきっかけで他の工場で期間従業員として働き、いまでは正社員登用！！されて、安定した仕事に就くことができました。
私もそうでしたが工場勤務は３K（汚い・キツイ・危険）で辛いものであると思っていましたが、実際は前職の外食チェーンのブラック会社よりははるかにましです。むしろ今ブラックな会社に勤めている方であれば、おすすめの仕事だと思います。

（男性　30歳　愛知県）

「期間工グッド編集部より」

株式会社アイシン（旧アイシン精機）は、一般的にはあまり知名度はありませんが、売上高は連結で約4兆円、従業員数は連結で11万人以上と、トヨタグループの中核を担う大企業です。スズキやマツダより売上高を上回っているのは驚きです。

またトヨタ自動車、豊田自動織機、トヨタ車体、デンソー、トヨタ紡織、豊田通商などとともにトヨタグループを形成、その中核企業として、世界の自動車産業を支えています。

子会社には、 アドヴィックス、 アイシン・エーアイなどを擁しています。正社員登用人数の割合も多く、真面目に勤務すれば、トヨタグループの正社員登用も夢ではありません。

今回はアイシンで期間工として働いた体験談です。この方は、前職で外食チェーンに勤めていて、雇用条件、勤務環境はあまり良くなかったためか、アイシン精機での期間工を経験して、給与、勤務時間、休日などがしっかりしていることに驚いている様子でした。たしかに売上高3兆円以上のしっかりとした東証上場会社ですから、安心して働くことができます。

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