トヨタ自動車は2018年3月、今年の春期労働交渉(春闘)を受け、期間従業員などの非正規雇用従業員の待遇を改善、工場で2年以上働いている期間従業員に子ども一人当たり月額2万円の家族手当の支給を決めました。
今回の決定を機に「同一労働同一賃金の実現につなげたい」(トヨタ幹部)と説明しました。
さらに今年度は期間従業員から正社員への登用を400人を目指し、賃金も日給で100円引き上げ、5年連続の昇級を決定。過去4年で日給計算で800円、月給計算で計16,000円強の昇給を実現しています。
また同じく、日産自動車も非正規雇用の待遇を改善。時給で20円、月給で3,000円の昇給を決定し、正規従業員との同等の昇給を決めました。
昨年の期間従業員にも正社員と同等の親族の慶弔(結婚式やお葬式)などに給与の90%を支払う特別休暇制度に続いて、期間従業員などの非正規雇用の改善が少しずつ進んでいます。